12月9日(金)
香港常任理事会
香港セミナーでは、まず、HSBCから担当者が見えて、香港における人民元建の預金の方法をご教示いただけました。お客様に対する貴重な情報を得ることができました。
次にCWCCの方から、香港・中国における日系企業の進出に関するお話をいただきました。直接本土にコンタクトするよりも香港経由の方が結果的に安全であるとの印象が強くなりました。
両方とも大変参考になるセミナーでした。
11月11日(金)・12日(土)
東京例会・セミナー
11月11日のセミナー①は「税理士のリスク」について講演を頂きました。
今や、税理士には、実刑、資格喪失という刑事上責任、懲戒処分・業務停止という行政上責任、損害賠償という民事上責任、そして社会的責任と4つの責任があり、税理士にとっては調査(税務署)も怖いが、今は民事訴訟が最も怖い、つまり、時代が全く変わったと認識すべきですというお話から入りました。
講師の方の経験等をふまえたリスク案件の事例紹介の興味深いお話をいただき、結論として、個人情報関係や、士業大量合格時代の営業上リスクといった社会上のリスクや、消費税ミス多発や税理士倍賞請求増加等税法上リスクが増大する時代で、税理士自身の知識武装、相談できるネットワーク構築、キャッシュフロー強化、賠償保険加入といったリスク対策は必須だが、でも、他の業界にはない顧問料方式の安定収入等、やはり税理士は良い商売ですという話でした。
常日頃、この業界も、経済状況と共に本当に大きく変わったと感じていましたが、この変化について、リスクという観点から、事例もふまえた具体的、かつ整理された話を聞くことができ、再認識できました。
セミナー②では「渋沢栄一の論語と算盤に学ぶ企業の持続的価値」というテーマで、現在の混迷の時代を生き抜くのは、とどのつまり、論語と算盤にあるような古くからの教えにあるようなことであるということで、世代を超える持続的価値という言葉が印象的でした。
11月12日のセミナー③は、「顧客獲得」をテーマに、会員の先生を講師に、メンバーでのディスカッション形式ですすめられました。顧客拡大の手法の一例について講師の先生から説明して頂き、メンバーからも、パソコン会計の話、事務所内の委員会制度や、情報共有の話等、直ぐにでも応用し、事務所としても取り入れたいような話が続きました。
10月7日(金)
北海道常任理事会
北海道から全国へ、さらにアジアへと大企業に飛躍した会社の成功の原点は、中小企業時代にあったことが話されました。
その要約は、次の通りでした
1.ロマンとビジョンがぶれないこと。
例えば、前者は「住まいの豊かさ」、後者は「3年後、5年後、10年後・・・・」
それぞれの目標店舗数、売上高など数字で明確にし、従業員に発表する。
2.それを実現するために、「目標とすべき業態・会社」を見つけ、
社長のメンター(経営コンサルタント等)、さらに社長の片ウデとなる
部長クラスをスカウトする。
3.従業員には「目標とすべき会社」を見せ、現実とのギャップには毎日の教育が大事。
9月9日(金)・10日(土)
京都例会・セミナー
今回のセミナーは、多方面にわたり、事務所経営にとっては、とても有意義なものでした。まず、IT関係及びコンサルティング会社社長に、最新のホームページ理論やFacebookについてお話いただきました。見劣りするホームページと、きらっと光るホームページの違いが手に取るようによく分かり、事務所のインターネット媒体によるアピールの仕方だけでなく、お客様へのアドバイスにも役立つと感じました。
次のセミナーでは、最近の有価証券報告書の虚偽記載についてお話いただきました。粉飾の具体的な手口等、“そこまでやるの”というような驚きのやり方に、監査業務に当たるものとして、身を引きしまなければならないと思いました。
最後のセミナーでは、弁護士の先生に、「転ばぬ先の杖・・・税務過誤責任に関する判例から学ぶべきこと」という題目で、数多くの事例を紹介していただきました。
税務業務の委任と準委任の違い等の基礎的な法律知識から、損害賠償事例まで、参考になる話が盛りだくさんで、税務業務で失敗しない、まさに「転ばぬ先の杖」を学びました。
7月15日(金)・16日(土)
福岡例会・セミナー
7月15日のセミナー①は「経営理念」について講演いただきました。
企業の優れた経営者の人達が打ち出した社是・社訓がその後の企業の成長にいかに大切かという話を頂きました。常日頃、目先のことにばかり目を向けていることが多いので、大変背筋を伸ばさせられるような話でした。
セミナー②では「顧客獲得と囲い込み戦略」というテーマで会計事務所のマーケティングというよりも、幅広く一般的なマーケティングの基本のテーマについて整理してもらいました。迷ったときは基本に戻れという言葉が大変印象的な言葉でした。
7月16日のセミナー③は、「会計事務所の挑戦!!」というテーマでお客様を毎年相当数増やしているということで全国的にも有名な税理士の先生を迎え、そのお客様拡大の手法について説明して頂きました。その先生は、ノウハウは常にオープンにするという考え方で、会計事務所にとってお客様を増やすということは、正しい決算申告を行なうということと同じ重みのことであるという形で話を進められました。そして、弥生会計などのパソコン会計の話、事務所内の委員会制度の話など、直ぐにでも応用でき、事務所としても取り入れたい話が続きました。
6月10日(金) 島根常任理事会
松江(島根)にて常任理事会が開催されました。遠方にも拘わらず、多数のご出席をいただきました。
今回のセミナーでは、「地方都市における来店型会計事務所への取り組み」についてお話いただきました。
比較的小さなエリアに都市機能がコンパクトにまとまっており、移動時間があまりかからない地方都市の利点を生かした会計事務所のひとつの方向性について、事務所見学や事務所マネジメントについての活発な意見交換がおこなわれました。
4月8日(金)・9日(土) 大阪例会・セミナー
今回のセミナーの様子についてご報告します。
4月8日セミナー①は、『就業規則や残業問題などの労働問題』というタイトルでご講演をしていただきました。
講演では、東北沖地震での震災の影響で急激に冷え込む景気となり厳しい市場環境に対応して、従業員の給与等引き下げや早期退職・解雇、法律の改正による残業代の増加の抑制などを実施することで起こりうる問題に、どのように法律的に大ごとにならずに解決していくかという話を具体的にして頂き、非常に参考になりました。
セミナー②では、『中規模事務所の成長戦略』というタイトルでオープンセミナーを開催いたしました。
今回のセミナーでは、ゲストで初参加した方に優和会計人グループの会としての素晴らしさを知っていただくため、(1)優和会計人グループの概要(2)最近の入会者・若手会員から見た優和会計人グループ(3)個人会計事務所(独立系会計事務所)の営業方法・マーケットの動向(4)従業員の採用・労務管理などを参加した会員の皆様から発言して頂きました。
4月9日のセミナー③は、『これからの会計事務所の成長戦略』というタイトルで、ご講演をしていただきました。
講演では、会計事務所・税理士事務所の市場環境の話に始まり、このような厳しい市場環境の中で、どのように特徴(+α)を出して、事務所を差別化して成長させていくかという話を頂きました。具体的には、顧客に本当に役立つ新商品を開発して提供する(利益を管理するために顧客の会社の規模に合った手法を顧客と一緒に考えて行く)ことや、小冊子の出版及び講演などを新規顧客獲得の営業ツールとして有効活用することでの成功事例のご説明を頂き、非常に参考になりました。
2011年2月10日(木)・11日(金) 東京総会・セミナー
今回のセミナーの様子についてご報告します。
2月10日セミナー①は、『これからの会計事務所の成長戦略』というタイトルでご講演をしていただきました。
講演では、会計事務所・税理士事務所の市場環境の話に始まり、このような厳しい市場環境の中で、どのように特徴(+α)を出して、事務所を差別化して成長させていくかという話を頂きました。具体的に、経理代行ビジネスや社労士業務の付加、相続・資産税という3つのテーマを取り上げて、成功事例のご説明を頂き、非常に参考になりました。
セミナー②では、『税制改正について』というタイトルでご講演していただきました。
今回のセミナーでは、まず相続・資産課税の改正で、税率や基礎控除が見直しされて、相続税の課税対象者が増加することになり、講師法人のセミナー申込者も例年より、増えているとのことでした。
法人税については、法人税率の引き下げが行われたのが、大きなトピックでした。欠損金の繰越控除制度の見直し、雇用促進税制の創設、消費税の面で事業者の要件の見直しなど、変更・注意があるところなど、詳細にご説明いただきました。
2月11日のセミナー③は、『営業なし、社員のインセンティブは少々で、年間200件お客様が増え続ける理由』というタイトルで、ご講演をしていただきました。
年間2百件も新規のお客様を増やしているという講師の先生より、直接その秘訣をご講演いただきました。「日本の中小企業を元気にする」というビジョンの下で、職員には、掃除、朝礼、挨拶の3つを徹底しているとのことでした。お客様には、経営計画書と月次決算を売りにしているとのことです。一つ一つのお話は、普段何気なく当たり前であることを特に大事にされていて、それを実際に行動に変えていくことの大切さを痛感しました。
2011年1月14日(金) 東京常任理事会
今回のセミナーは今月末に発行される”税制改正2011”に関する解説を、執筆者3名より行っていただきました。
場所は、懇親会場の南フランス料理La Posteで懇親会の前に行われ、活発な議論がなされました。
今後は小冊子の発行の直前に、このようなセミナーを行っていきたいと思います。